野間仁根 作品 第一展示室   「夢と物語」の部屋
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●この展示室は、野間先生の真骨頂である「夢」「物語」を表現している
 絵を選び入れました。どこにでもいる虫が演奏したり、天空にある星たちが
 キャラクターになったり・・・こんな画家が世界中のどこにいるのでしょう?
 可愛いキャラクターたちをご覧ください。
●郷土文化センターには、まだまだいい絵がたくさんありますよ。行ってみませんか?

注・・・作品保全のため掛け変えを行っております。作品が飾られていない場合も
    ありますので、お目当ての作品がある場合はご連絡ください。
no, 作    品 題     名 解 説 大きさ 制作年
1 「天の河」 夜空のさわやかな青、そこに野間ワールドが広がります。
双子座・おうし座・山羊座・うお座もありますね。
ゴッホの「星月夜」は、絵に描かれた星の位置で制作年が
解るそうですが、この絵の星座の配列は本当に1974年
なのでしょうか?野間先生はこの絵を描くために
天文学も熱心に勉強されたそうですよ。
F30 1974
2 「昆虫演奏会」 え〜〜〜っ!?昆虫の演奏会!?
トンボやテントウムシがサキソホンやフルートを
吹いているのです・・・。本当に面白い絵ですよね!
実は私の一番好きな絵です!虫を描く画家は
「仙人」と言われた「熊谷守一」画伯がいますが(アリ・
蟷螂・蝶などを色面で表している)「虫を描き始めた
のは野間先生が一番早かったんだよ。」と教えてくれた
方がいました。さすが野間先生!!発想が違う!!
37.7×53.7
パステル
1970
3 「山彦」 題名の通り、海彦山彦説話にある、山の神「山彦」を
描いたものであろう。
赤い山彦に黄色い樹木、色彩的には補色を使いイン
パクトがある絵になっている・・・これを見て雷様だ!と
いった人もいたそうであるが、う〜〜ん色彩的にも納得!
山彦をこんなに楽しく、みんながいろいろな受け止め方
をして、いろいろな議論が出るほどこの絵は魅力的なの
である。
F10 -
4 「森の猿 6匹」 森の猿・・・変な?お猿さんたちが、みんなで何している
のだろう?野間先生の作品にはこのような、森の中で
親子が釣りをしていたり、森の中の鹿の親子を描いて
いたりと、森の中の作品がかなりある。何を意識して森に
なったのかとても興味あるところだ。
39.6×54.8 1976
5 「沼の河童」 かっぱ!!かっぱですよ・・・カッパ!!
想像上のかっぱをここまで哀愁の漂う作品に仕上
げるなんて・・・。
ハスやクワイの茂った池で遠くを見つめ何を考え
何を想っているのでしょうか・・・?
あなたはこの河童、女性に見えます?男性に見え
ます?ある人は・・・「これは女性よ。肩や脚の線が
女ね・・・。」と申しますし、ある方は「これは野間仁根の
自画像だ。故郷を思い出しとる・・・。」と言いますし?
いったい、野間さんは何を描いたのでしょう??
ご意見があれば聞かせてくださいな・・・。
15.8×22.7の小さな作品ですがカッパの何気ない
後姿に人間の寂しさを見るような気がします・・・。
論争の上にも、見に来る価値あり!
SM 1976


                                                               by watanabe

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 第1展示室  夢と物語の部屋
 第2展示室  バラの部屋
 第3展示室  海の部屋
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